2025年11月10日
誰かが真に私に関心をもち、私のことを気遣っている。思ってくれている。
そして、私もその人に関心をもち、その人を気遣い、その人のことを思っているといった
親密な関係。誰かが私を愛している。
また私もその人を愛しているという確信。こうした関係の成立と確信が「関わり合いの内実」である。
/故ウィリアム・グラッサー博士(精神科医)
この文章を読むと、涙がでてきます。
人は、人との関わりのなかでしか生きていけません。
そして、本当は誰もが分かり合いたいと願っている。
多様性の時代、意見や価値観や主義主張で分かり合うことは難しいですよね。
だけど、同じいのちとしてだったら、すべての人は分かり合うことができると信じています。
同じ時代に生まれ落ちた人間として
お互いの抱える痛みや弱さ、言動の背景や欲求に想いを巡らせ
本当の意味でつながり合うことができたら、どんなに幸せでしょうか。
組織とは、目的を達成するための機能集団ではありません。
社員とは、目的を達成するための手段ではありません。
組織とは、そこに集う人々が共に幸せになるために
喜びや悲しみを分かち合うための関係性を育む器ではないでしょうか。
今こそ、会社組織のあり方に変革が求められていると感じます。
ひとりひとりのあらゆる意志や感情が尊重される組織でありたいと
心から願います。